令和3年10月18日、山形県東根市において発生した中型トラックの追突事故の調査分析結果が公表されました。
【事故概要】
中型トラックが走行中、バス停で客扱いのため停車していた乗合バスに追突し、乗車しようとしていた乗客2名を路上に転倒させ、うち1名を車両株に巻き込み、さらに歩道に乗り上げて停車した。この事故により、乗客2名が重傷(うち1名は約1年後に死亡)、運転者2名が軽傷を負った。
【原因】
〇 前方不注視
疲労等に伴い、意識レベルが一時的に低下した状態を繰り返しながら、休憩場所を探して運転していたことにより
進路前方への注意力が低下
〇 不十分な指導監督
過去に運転者が起こした物損事故に対する再発防止のための指導教育が不十分
〇 不適切な運行管理
乗務記録や運行記録を把握しておらず、安全運行のために必要な指示なし